免疫力を高めて健康維持に役立つβグルカンの紹介。
私たちの体内には、マクロファージやリンパ球といった免疫細胞が無数にあります。これらの細胞の働きが衰えると、体内に入ってきた病原体を撃退することができなくなります。
βグルカンは、免疫細胞であるマクロファージやリンパ球の表面にあるレセプター(受容体)に結合することがわかっています。結合したβグルカンが、免疫細胞を刺激し、体内に侵入した異物(病原体など)を捕食する力や、免疫情報物質のサイトカイン類を放出する働きを高めます。
また、ガンを攻撃するNK細胞の活性化もうながし、免疫システム全体の強化をはかってくれるのです。βグルカンと私たちの免疫システムとは、とても相性のいいものだといえますね。
免疫力を高めると、ひとことで言っても、これはなかなか大変なことです。素人の私などは、注射で直接血管に送り込んだほうが効くのでは、と思ったりもします。たしかに、現在認可されているβグルカン製剤であるクレスチン(これは抗がん剤です)は、血管投与するものだそうです。
では、経口摂取する(直接口から飲む)βグルカンサプリメントは、効果が薄いのでしょうか。一般的に血管投与によって効果があるものでも、経口摂取で同じように効果があるとは限らないそうです。なぜなら、人間の消化器官に入ると、さまざまな消化酵素で、薬理効果のある成分が変質してしまうからです。でも、βグルカンの場合は心配いりません。先にも述べたように、βグルカンは人間の消化酵素では分解されない物質で、成分が変質することなく腸まで届きます。
βグルカンサプリメントが、広く普及しているのも、こうした特性があるからと言えるのではないでしょうか。